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60歳以降の人生には、人間関係の貯蓄が大切!#2

更新日:2021年1月27日



ひと昔前とは違って、還暦を過ぎてもまだまだ元気なのが今どきの60代。長寿化によって人生のあり方は変わるといわれますが、60歳以降の生き方はこれからどのように変わっていくのでしょうか。今回の座談会では、もうすぐ60歳という人生の節目を迎えるシングル女性3名からお話を聞きました。全4回でお届けします。

 

第1回「ただいま模索中、アラ還女子の60代チャレンジ」

第2回「60歳以降の人生には、人間関係の貯蓄が大切!」

第3回「ことぶき退社と男女雇用機会均等法のはざまで仕事をスタートさせた私たち。」

第4回「サザエさん的家族ではない、コモンフルールでの新たな家族像?!」

 

ー 皆さんはこれからの「60歳以降の暮らし」についてどのようにお考えですか?


松本 60代といっても、「おひとりさま」という言葉を流行させた上野千鶴子さんの団塊の世代と私たちの世代とでは価値観が少し違うような気がします。年金にも頼れないという世代ですし。


ー 自営業の場合は国民年金だけで6万円ほどですかね。


松本 だから私のように持ち家でなく賃貸で暮らし続ける場合、工夫が必要です。その選択肢が私にとってゲストハウスでした。毎月必ず出ていく家賃をゲストからの宿泊費でまかなう、もしくは補填できるのであれば助かるというのがきっかけです。

松本さん

松本 いまはコロナ禍で海外からのゲストの宿泊がなくなり稼働は止まっていますが、60代もこのまま一軒家を借りてホームスティ型のゲストハウスを運営しながら暮らしていきたいなと考えています。


ー 「暮らしとお金」は切り離せないですね。それにしても賃貸の住まいを活用して収入を得る、素晴らしいアイデアですね。


上田 日々の暮らしには居心地の良さも大切です。自分の心に余裕があって、毎日ニコニコ過ごせる居心地の良さが職場にも住まいにもすごく必要だと思います。シェアハウスを選べる人は、きっと人とのコミュニケーションが苦にならず、好奇心旺盛な方なのかなと思いますね。そうでない方は、そうでない住まいの形を選ばれるでしょうし、そこはやはり居心地のよい「住まい方の選択肢」が多くあればいいなとは思います。

上田さん

松本 現状は「住まいの選択肢」が限られていますよね。だからか、私がコモンフルールの情報をSNSでアップすると、同年代の女性の友人の反応がすごくて、逆に私が驚いたほどです。


その中にシェアハウスをつくりたいという友人が2人いました。一人は両親が亡くなった後の7LDKの実家をシェアハウスにしたいと考えている既婚女性。もう一人はシングルマザーの友人と一緒に物件を探しているという40代シングルの女性です。みなさんそうやって人生の後半の暮らしや住まい方を考えているのだなと、感心しました。


上田 私もそのうちの一人かもしれません(笑)


川幡 コロナ禍でこれから収入も得にくい時代になると思います。以前ならサービスをお金で買うのが普通でしたが、「お互いに無償でサービスを提供し合あえる関係性」を築いていかないと、住まいも暮らしも豊かにならないような気がします。


そのなかの選択肢のひとつがコモンフルールなのかなと思っています。仲の良い友達どうしで暮らすのもいいけど、全く知らない3人がいまみたいに、これまでどんな人生を送ってきたかを夜な夜なワインを飲みながら話すとか、それだけでも楽しいじゃないですか。


そういうことこそ豊かな暮らしじゃないかと思うし、もしかして仕事も一緒にやりましょうとかそんな動きも出てくるかもしれませんよね。



上田 本当ですね。3人暮らしのシェアハウスであっても、3人分の発信力とコミュニケーション能力と知恵があれば、それぞれの人脈を入れるとすごく温かい世界が広がっていきますよね。そんなことを想像するだけで楽しくなりませんか。


村上 シェアハウスだと同居する人同士の相性もあるでしょうが、そこは心配しすぎてもキリがないですよね。


上田 私は家に帰ってきて、電気がついているとすごくホッとします。それぞれの部屋に引きこもるのも、共有スペースでお話するのも自由だけど、人の気配が感じられるのが何よりもいいなって思います。


村上 一人だと限りなく落ち込みますよね。


ー 少し話題が変わりますが、孤立や孤独という、おひとり高齢者の課題についてはいかがでしょうか。


村上 孤立や孤独の問題は、女性より男性のほうが多いように感じます。それと、後期高齢者とそれ以前の年齢層を一括りにできない難しさがありますね。後期高齢者とはよく言ったもので、75歳を過ぎると身体的には大なり小なり不調が顕在化してきますから。


村上さん

とはいえ私自身も定年後、職場の人間関係がなくなると、属するコミュニティがなくなる不安感を持つことがあります。地域での取り組みや、サードプレイスを持っているわけでもない。だんだんと不精になってきて、人間関係をつくらなくなってくる。


だからこそ現役時代にどれだけの人間関係をつくれるかがポイントで、人間関係とお金ともに大切だと思います。


ー 60歳以降の暮らしにはお金だけでなく、人間関係の貯蓄も大切ということですね。人間関係の貯蓄という点では、コモンフルールで暮らすのもいい選択肢になるかもしれません。


(つづく)


【お知らせ】緊急事態宣言を受け、1月29日のコモンテーブルVol.1は延期となりました。開催日などは詳細が決まり次第改めてお知らせいたします。


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